就職しなかったことを言いづらそうにしていた松岡さんへ 大賛成!
大学の卒業シーズん。
同級生がスマートに進路を決め卒業していく中、私は実家の布団から起き上がれない日々を過ごしていた。
卒業式の日程も忘れていた。
ずっと頭の中でぐるぐる考えているような、考えていないような状態。
とにかく起き上がれなかった。
だからって、他に熱を入れることも特別なく、私はなんでこんなに微妙なんだろうと思っていた。
ただ毎日学校へ行って、みんなとわいわい話して、一応勉強して、家に帰って寝る。
それができなかった。
学校へ行けない、みんなと話すのも苦しい、勉強しない、家に帰ったら次の日が嫌でなかなか寝られない。
何でできないんだろう。
もちろん就職活動もできない。
学校もいけないのに、かいしゃではたらける気がしない。
なんで、みんなみたいにうまくできないんだろう。
自分がくそ面倒くさい。
もうこんなんで、何で生きなきゃいけないんだろう
しにたい!でも、しねない!繰り返す
今日もまわりの人たちはこんなに輝いているのに、一体私は何をすればいいの・・・?
そんな日々の中、大学で1人だけできた友達に連れられ、町田のインド雑貨屋に入った。
原色の色とりどりの洋服や生地、木彫りの象のでっかい置物。
作りが荒くて、ふざけてるとしか思えないような、笑っちゃうようなものもたくさんあったけど、普段身の回りにあるものとは違う存在感とパワーを感じた。
枯れ木に花を咲かされたように、その日は少しだけ気持ちがあがった。
そこからネパール雑貨屋で働き始め、インドやネパールに行き、知り合った人たち経由で中国地方や九州、四国に行って、色んな人の家に泊めてもらったり、住み込んで働いて生活をした。
一歩も動けなかった自分が大した進歩だった。
そこで出会った人たちに感謝があふれた。それで変わった。
人と話すのも苦手ではなくなった。
なにしたらいいかわからんてのはずっとあったけど、その時々で必要と思う方へ動くことで、面倒だけどやっていくんだ!って思えるようになった。
学校や会社みたいな、毎日同じとこで決められたとこってのがむいてなかったみたい。
学校って狭い固い四角い空間に、毎日同じメンバーが集まり、ガチガチで息苦しい。
本当に。
それから商品ではなく体験をお客さんにあげたいと思い、アロマセラピストになったんだけど、急遽結婚妊娠。
働きながら子育てをしたので、また毎日同じとこで決められたことをやる7年間。
ぜつぼーーー!
でもそこでは、就職しなかった私にはなかった仕事のマナーや考え方、接客からみえる人間の面白味みたいのが勉強できた。
そして退職した今、その時々で必要と思う方へ動くこと、またその波が来ている。
パソコン1つで、世界中どこでも仕事ができる状況ができつつある。
今は旦那さんと子供と一緒に!
だから、自分がいやでいやでしょうがなくて、何をやりたいかわからなくて、自暴自棄になっていたとしても、それは大きなチャンス!
大いに自暴自棄になってほしい(笑)
自分と折り合いをつけて、なあなあに毎日をこなせない自分を誇りに思ってほしい。
それはあなたが自分で自分の生きていく道を作れる人ってことだから。
今までもこれからも、私も悩みと一緒に進んでいく。
悩みは小脇にかかえ、ナウシカのテトのようにかわいがっていきますよ。
それがあるから、原動力がわいたりヒントをもらえたりするから。
就職を安易に選ばないあなたを応援します!!!